マスカットProjectを試してみたよ

というわけでちょっと試してみました。


マスカットとは、Webブラウザ上で動作するAJAXベースのリッチクライアントを開発するオープンソースフレームワークです。開発者は定義ファイルの設定とビジネスロジックの作成だけで、簡単にリッチクライアントが実現できます。

導入

  1. ダウンロードページよりMaskat_1.1.7v20060925.zipとorg.maskat.ide.gef_1.1.6v20060915.zipをダウンロード。
  2. 私の場合は仕組みが知りたかったので、Eclipse上にTomcatプロジェクトを作成し、Maskat_1.1.7v20060925.zipを展開してできた「maskat」ディレクトリ以下のファイルをTomcatプロジェクトに突っ込みました。
  3. org.maskat.ide.gef_1.1.6v20060915.zipを展開してできた「plugins」ディレクトリをEclipseのインストールディレクトリにコピー
  4. Tomcatを起動し、コンテキストを更新してhttp://localhost:8080/maskat/ide.htmlが表示されればOKです。

感想

え? もう感想!? という感じなのですが、まったく心に惹かれるものがなかったので、何か作ろうという気にもなりませんでした。
理由は下記。30分ほど触っただけなのであまり信用しないで下さい。あくまで参考という程度に留めておいてくれるとありがたいです。

マスカットの仕組みを簡単に表すと上記のようになります。
onload時にJavascriptでレイアウト定義XMLとイベント定義XMLを読み込んで表示します。どうやら内部でXMLをパースして、指定された要素のinnerHTMLに入れてるようです。
別にこの仕組みが悪いというわけではありませんが、DOM Inspectorで見ないとHTMLの構成はわからない、というのとレイアウト内の全てのコンポーネントが div 要素で括られているのに萎えてしまいました。
「面倒なところは全てXMLXMLの出力はIDE使えば簡単」
というのがマスカットの思想なんだと思います。
ただ、こういった仕組みを私は好みません。「結局XMLかよ! 」という感じで。